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海外研究室便り No.4

 2006年4月より、Brigham and Women's Hospital & Harvard Medical School, Renal divisionのJing Zhou助教授の研究室に留学しています。本研究室はHarvard Institute of Medicine内にあり、9人のPostdocが働く比較的大きなラボです。
 本研究室での主な研究は多発性嚢胞腎についてであり、私の仕事は常染色体優性遺伝多発生嚢胞腎の原因であるPolycystin1とPolycystin2、またマウス多発生嚢胞腎自然発症モデルの原因であるNek8と呼ばれるkinaseについて、ノックアウトマウスや細胞を用いて研究を行っております。東京医科歯科大学腎臓内科で教えて頂いた分子生物学の技術を基本に、3D画像の撮影やimmortalなprimary cultureの作成など新しい方法に挑戦しており、さらにLive cell imagingや細胞にFlow(水流)の刺激をかけて管腔内の尿流による刺激を再現する方法を学ぶために、材料となる強制発現細胞などを現在準備しております。
 バゾプレッシンに関わる領域としては、バゾプレッシンV2レセプター阻害薬が多発生嚢胞腎に有効であることがわかっており、当研究室でも現在検討中です。さらに、近年の新しいメカニズムの発見により様々な新規治療薬がトライされるようになってきており興味深いところとなってきています。
 Dr. Jing Zhouは常に今までにない新しい発想からの発見を求める研究家であり、目標も大きく苦労も絶えませんが、大変充実した留学生活となっております。本研究室の詳細につきましては、どうぞhttp://zhou-lab.bwh.harvard.edu/index.html をご覧下さい。(写真は右がDr. Jing Zhouで左が私です。)

蘇原映誠 東京医科歯科大学腎臓内科学